格落ちとは、評価落ちとも言われ、交通事故により被った車両の評価損のことを言います。すなわち、評価損とは、破損部分の修理を行っても、復元する事が出来ない機能や耐久性の低下が認められる場合、その機能や耐久性に関して、事故の発生が無かった場合と比べての評価価値の差額を言います。
最近では、事故車両ということだけで下取り価格が低下する傾向にあり、無事故車との評価の差が歴然と表れています。しかし、日本の修理技術レベルの向上に伴い、各保険会社においては、格落ち損害を認定するのは非常に困難と思料されますが、裁判の判例を参照すると幾つかの格落ち損害が認定されているようです。また、保険会社によっては、購入して1ヶ月〜3ヶ月、また、走行距離3000km以下の新車の場合などは、修理金額の3割程度の格落ち損害を認めているようです。