1. 道徳上の義務として謝罪やお見舞いは、事故の解決に向けて非常に重要な要素となります。近年、賠償観念の向上により、また、保険会社の競争によりサービスの一環として示談代行サービスを前面に出している保険商品もあり、それに加入しているのだから、謝罪やお見舞いといった被害者と面会する嫌な事は、すべて保険会社に任せるといった傾向にあります。事故の当事者で加害者でありながら、事故の処理はすべて保険会社にまかせてあると謝罪やお見舞いを拒否する者までが居るようです。しかし、保険会社は、あくまで当事者間の事故を解決するための方法手段を提供し、本人の経済的損失を補うための支出を肩代わりする事であって、事故を起こし物を壊したり、けがを負わせたのは、当事者本人であることに間違いはないという事実を認識することが大切です。
2. 加害者にとっては、負傷させた被害者に誠意をもって謝罪をするとともに、事情を説明する事が大切でしょう。また、お見舞いの訪問回数については、社会通念上と照らし合わせて考えることが良いでしょう。

専門の知識と豊富な経験をもとに、交通事故の保険に関する相談に対応します。
利害関係のない立場として、客観的な視点でお答えいたします。