参考書籍:交通事故!遭ったらすぐに役立つ本  │  加害者・被害者のための交通事故完全対応マニュアル新版

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保険会社の対応に困った

私の説明した事故状況といつの間にか違っていたのでビックリしました。これで解決できるのでしょうか。
  1. 交通事故は、相手の車にぶつけてやろう、相手にけがを負わせてやろう等の認識をもって起こすわけでなく、事実を認識・予測可能であったにも関らず注意を怠り認識・予測しなかった状態、すなわち、過失によって生じる事になるでしょう。よって、双方の運転に関して技術・能力・経験はもとより、自己の健康状態、道路状況、周囲の環境、天候などに左右され、また、飲酒や過労、無免許など運転未熟、整備不良などの要因で発生すると考えられます。
  2. こういった点を踏まえて、1つの交通事故でも双方の進行方向に違いがあれば、当然、相手側を確認する位置、方向、角度、時間の違いが生じる事になるでしょう。また、車両の種類によって、運転席の高低による視界の相違が生じるのは当然の結果です。よって、当事者相互においては、事故を起こし保険会社に事故報告するに当り第三者に連絡する事になりますので、そこには自分を正当化しようとする意識も働くであろうし、被報告者に誘導される部分も出てきますので全く同じ報告結果となる事はないでしょう。
  3. 自分の契約する保険会社担当者との意識のズレについては、相手側と交渉するに当り充分な説明や理解を求めるといった配慮が必要となりますので、事故状況が違うと言う事であれば、再度事故現場を担当者共に訪れるなどの方法により説明が必要であると思料致します。また、時々、電話連絡や文書報告で済まそうとする担当者がおりますが、契約者の声に本気で耳を貸そうとしない保険会社については、そういう体質であると認識して契約中止を申し立てることが望ましいのではないでしょうか。

執筆者:サイト総合保険事務所

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